ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

UENO Sauna & Capsule Hotel DANDY-After OKAYAMA MARATHON 2018-

フルマラソンを走ったその晩に岡山から深夜高速バスで帰京した。こうした弾丸フルマラソン旅は大阪マラソン以来か。さすがにカラダに堪えるが、充実感というか、達成感というか、よくわからない満ち足りた気分になるからやめられない。

なんといっても、新幹線で帰ってくるより、金が半分以上浮くしな!

とはいえ、職場に有休をとらせてもらわないとできない所業。さらに来週にはお仕事のひとつの山を控えていた。疲れを残すわけにはいかなかった。

僕が訪れたのは夜行バスが到着した上野にあるダンディ。疲れを抜くには風呂こそ最適解である(断言)。

 

鶯谷の萩の湯でも、押上の大黒湯でも良かったけれど、長逗留したかったから今回はパス*1御徒町の燕湯さんもこの時間は激混みが予想できたため、やはりパスした。

ダンディは露天風呂が至高だった。

上野広小路、天神下の飲み屋街がまあこ汚い。見渡すかぎりチマチマと、灰色のちっこい雑居ビルがぎゅうぎゅうにひしめきあって立ち並ぶ様。曇天の空にはカラスの群れ。

塩素臭い湯に浸かり、火照ったところで全裸仁王立ちで一望すると、ほんとうにもう何もかもどうでもいい気持ちになれた。

足に加えてお尻が割れそうに痛いのなんて、気のせいだった。

サウナのテレビでは民放のワイドショー。クッソしょうもない占いをやっていた。まさに電波の無駄遣い。あとはCGで、顔だけアナの馬鹿面でなんかクルマのレースして、「誰々が1等賞~やったね~」とかやってんの。

おまえら、毎日毎朝こんなの見てんの?だからバカなんだよ。死にたくなれよ。

などと、心中悪態をつきながら、12分計1周を4セット。水風呂が気持ちええ。

風呂場には螺旋階段があった。中2階に続いていた。視線を中2階に移すとアジア人中年女性と目があって、「オニイサン、アカスリやらなイカ」。

露天風呂と風呂場、サウナと水風呂を行き来するたびに声をかけられ、ばつが悪い、いたたまれない気持ちになった。それでもいつからか、声がかからなくなった。ようやく諦めてくれたのかと思いきや、単にアカスリ客がついただけだった。まあ、良かった。

8:00から10:00までと10:45から11:30までの2回、風呂に入った。2回の風呂の合い間は3階の休憩処で過ごした。

休憩処はおじさんたちのまさに巣窟だった。月曜の朝っぱら、もう10:00を過ぎていた。それでも、大勢のおじさんたちが雑魚寝していた。睡眠時無呼吸症候群と思しき、不規則なイビキをかくおじさんにはイラッとさせられたが、カナル型イヤホンをすれば、気にならなくなった。

おじさんと言えば、風呂場にも終始10人は相客がいた。月曜日の、それも朝っぱらだぜ。

ダンディが天国だからなのか。そういうことなのだろう。

僕は今回、早朝入浴を利用した。1,000円で12:00まで滞在できる。3階の休憩処ではワイファイがビンビン飛んでいた。7:00に入店すれば、5時間は居られる。

快活CLUBのオープンシートが4時間でやはり1,000円くらいする。

ネカフェ以外に、PCを持ちこんで安く長逗留できる場所を見つけてしまった。

c.f. 東京 上野 カプセルホテル|サウナ&カプセルホテル ダンディ

 

*1:それぞれ9:00、10:00が朝風呂終了時刻である。