ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

「平日に1回、週末に1回は銭湯に行きましょう」というわけで荒川区東日暮里の寿湯さん

露天風呂あり、サウナ・水風呂あり、映画の販促でペンキ絵を書き換える寿湯さんは、東は東でも東上野だし、そもそもが台東区の銭湯だ。

週の真ん中、水曜日。
僕が定時ダッシュをキメて出向いた寿湯さんは荒川区東日暮里のほう。

東上野の寿湯さんと比べてしまうと、こちら東日暮里の寿湯さんは露天風呂はない。サウナ・水風呂もない。ペンキ絵だってない。

だが、澄んでいて、人肌に、手術1ヶ月半経過後の左肩の傷に優しい温かさの湯がある。隅々まで掃除が行き届いた清潔感がある。そして、静けさ、落ち着きがある。

穏やかな雰囲気の旦那さん・女将さんがいらっしゃる。70分の長湯で火照ったカラダを脱衣場で冷ます僕に、大旦那さんの「ご気分悪くないですか?」と気遣ってくれる優しさがある。

 

かねがね、寿湯さんのある建物全体で外装工事をしていたことは知っていた。

外壁工事、表札設置、ライト設置と順を追って整えたご様子。

以前の表札は毛筆体で、こじんまりとした大きさの、金色のシックな表札だった。それが雨風で朽ち落ちてしまったらしく、表札自体がなかった期間はわりと長くあったと思う。

しかしこのたび新たに作られて、さらに「湯屋」と追記された。
とてもとても嬉しいかぎりである。

表札を掲げるということ。つまりはまだまだ湯を沸かし続けてくれるという証でもあるから。

同時に、新たな表札がポップなフォントなこと(創英角ポップ体?)。加えて、入り口と比べると大きくて、雰囲気もアンマッチなことに自然と笑みが浮かんでしまうのは僕だけだろうか。

でもですね、寿湯さんの風呂場にあるタイル絵がこれまた特大タイルでこしらえてあるのです。それはそれはファミコンの8bitドット絵的な、原色の、男湯と女湯の境にどかんと構える大きな富士山のタイル絵が。

風呂場の特大タイルでこしらえたタイル絵までトータルで捉えると、この特大のポップな表札はよく考えられている。

ついそんな思索に耽ってしまうのが、こちら東日暮里の寿湯さんである。

やはり僕は月曜から金曜のあいだに1度は銭湯でリラックスしないと、1週間を乗り切れないカラダになってしまったようだ。

今の顧客客先は周囲に多くの銭湯があり、退勤後の銭湯を選び放題なのがたいへんありがたい。もちろん東日暮里の寿湯さんは僕の平日銭湯ルーティンの一角を占める。東上野の寿湯さんも同様だが。