ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

わが町足立区竹ノ塚の駅至近にあるニュー銭湯竜の湯の魅力について

駅東口を出て、谷塚方面に向かって線路沿いを500歩くらい歩いたところにあるのです。

私はふとGoogle Mapsで発見して、かねがね行ってみたいと思っていました。

そして、昨今のコロナ(中国武漢)ウイルス騒動。それを機に、どうも遠くに行く気になれないこと、お試し入浴500円のクーポンをタウン誌「ぱど」で発見して、行ってみました。

ニュー銭湯竜の湯さん、これがなかなかユニークな、まごうことなき街の銭湯でした。かなり満喫しました。

 

最たるユニークな点としては、月会費制なことです。ひと月4,320円。都内の街の銭湯の入浴料は1回470円、回数券10枚で4400円だから毎日入るならお値打ちです。

ふつうにお試しだと1回1,200円で、都内の街の銭湯の3倍弱とお高くなります。ただしサウナあり、貸しタオルあり、さらに入浴のたびに500mlペットボトルのドリンク1本をいただけるとのこと、これらをふまえると会員になってもいいと思えてきます*1

私も小一時間、考えました。ですが、私はいろいろな銭湯を巡りたいので断念。もしも仮に平日のみ利用可、月会費2,000円程度のプランがあったとしたら…家風呂の代用として、きっと入会していたことでしょう。

さらに言えば、竜の湯さんは男性のみが入れる銭湯だったりします。

そもそもの成り立ちとして、ボクシング&フィットネスジムの会員のための入浴施設*2であり、ジムの会員は利用しほうだいとのこと。

実際、ビルの案内板を見て、このビルの主たる施設がボクシング&フィットネスジムで、選手合宿所なんてフロアがあることがわかります。

5Fにお風呂があります。この5Fにスタッフの方は常駐していないのがおもしろいです。

巷でよく見かけるようになった24時間営業の無人フィットネスジムよろしく、お風呂入り口のセンサーに会員カードをかざすなどして入場するシステムだったりします。

お試し入浴の私は当然会員カードなど持ち合わせていないので、お風呂入り口の貼り紙の指示のとおり、3Fにいったん寄って、スタッフの方に入浴料の授受を済ませたり、説明を受けました。

「銭湯」と称するも、前述の会員制や男性専用といったことからお察しのとおり、東京浴場組合の加入銭湯ではありません。しかし、このようにきちんと区の保健所から公衆浴場の営業許可を得ています。

よって、位置づけとしてはスパ銭です。スパ銭と聞いてイメージするのは規模が大きいことですが、竜の湯さんは冒頭の写真のとおり、それほど大きくはない雑居ビルの1フロア。

つまりは、規模は街の、さらに小さめなビル銭ていどだったりします。スタッフの方からも「(近隣にある)『竜泉寺の湯』さんと比べると、すごく小さいですよ…」と言われてしまいました。

肝心のお風呂の種類を列挙すると、白湯、薬湯、サウナ、そして水風呂です。

白湯は風呂の縁が低くて、お年寄りにやさしい。

そして、その壁にはちゃんとペンキ絵があったりします!描いたのは中島さんで、堂々たる富士山です*3。もう、これだけで佇まいはれっきとした街の銭湯だといえましょう。

サウナは乾式で、5人が入れる広さ。室温は90度ほどと楽しむのに十分。テレビ完備。6~12分浴を4,5回繰り返したのではなかろうか。

水風呂がまた心地よし。5Fの、さらにベランダだったスペースを水風呂にあつらえているから、眺めがすこぶる良く*4、開放感がまたたまらない。水がチラーでほどよく冷えていたのも好印象。製氷機やプラ椅子も備え付けてありました。

薬湯は街の銭湯で絶賛用いられているヘルスケミカル社の赤色に染まった梅の香の湯。トロンとした湯ざわり。白湯よりもさらに温め。白湯も熱くはない湯であったから、白湯と薬湯で温度に差があるとよかった。さすが、このあたりは街の銭湯のご主人のほうが湯の理解がありましょう。

事実として、カラダを芯から温めるのはサウナよりもお湯だし。竜の湯さんの少ない、惜しいと思える点でした。

洗い場は立ちシャワーが2基、洗い場が10基あるかないかでした。

相客はというと、入れ替わりで常時4人ていどでした。長湯していたのがおひとり、私が入ったときにいた爺さんで、私の2時間半の長逗留の約半分、1時間ほどの相客でした。

他の相客はジムの利用者らしき方々ばかり。1人で入ってきてはすぐに出てしまった方が大半で、2人連れが1組。その2人連れはジムでかいた汗をいったん風呂で流して、舎人公園を走って往復して、また風呂に浸かるといったことを話していました。

1人客であっても、他の客と挨拶する場面が頻繁だったから、会員制ゆえに皆顔なじみなのでしょう。なお、爺さんを除き、どなたも30代から50代といった具合でジム会員と思われ、一方で爺さんは風呂会員ではないかとお見受けした次第。

風呂上がりはドライヤー(無料)で髪を乾かして、サービスのドリンク(キリンのソルティ・ライチ 500ml)をいただきました。腰掛けはあるものの、休憩処といった趣はなし。一息ついただけで、家路につきました*5

遅いブレックファストは前日までに購入したソーセージパンとメロンパン、ディナーは焼いたウインナーをおかずにご飯とお味噌汁。ダイエット中です。

*1:お試し入浴を済ませて、即入会する方が多いとのことでした。

*2:女性はシャワーが完備

*3:竹ノ塚までわざわざ来訪して、書いてくださったのとは!

*4:景色は東武線の線路と住宅しかないがw

*5:後に会員だけのくつろぎスペースができた模様です。