ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

なるしまフレンドの劣化、幡ヶ谷・ブルーラグの楽しさ

ウィリエール・ラバレド号を全バラしなければならないが、工具がなく、まだクランクが外せないまま。クランクを外すための工具TL-FC16を手に入れるべく、向かったのは千駄ヶ谷なるしまフレンドだった。

 

ま、置いてなかったんだけどな。帰宅するなり、ヨドバシでポチった。

かわいいねこちゃんを放り投げていたりしないで、これしき置いておいて欲しい。

工具はもとより関連アクセサリーの棚がスッカスカ。置いてある完成車やフレームだってスペシャやルック、ピナレロといったメジャーどころばかり。店舗移転前に僕が買ったウィリエールなどなければ、なるしまオリジナルモデルのVORALEもなかった。なんだかな。

なるしまはやっぱり移転前のほうが夢があったよな。

客はといえば、キラー通りを歩道や車道を爆走・並走して、僕を追い抜いたPandaniジャージの3人組のおじさんが髪の毛を汗でベッタリとさせ、店内で幅を効かせていた。

そっとなるしまを後にした僕であった。 

幡ヶ谷まで歩き、以前から気になっていたブルーラグ(BLUE LUG)に初めて来てみた。

あわよくばTL-FC16が置いてあればと期待したが、そもそもシマノ・ホローテック2なクランクがハマる自転車を扱うお店ではなかった。

とはいえ、店内は未だ見たことのない品ばかりでたいへん楽しかった。Surlyを始め、いかにもスチールで重そうではあるが、見たことのないキレイな中間色で彩られたフレームがひしめくように並べられていて、興味深かった。 

自転車に思う存分に乗ることができるであろう、タフなデイリーウェアの品揃えのよさにも目を見張るものがあった。

ブルーラグは甲州街道沿いに飲食の店「LUG HATAGAYA」を出している。

なるしまはそれこそ汗臭い、派手派手ピチピチレーパン黒サングラス本気モードロードオジサン族が集っていた。一方でブルーラグはというと、自転車をしょせん自転車と捉えながらも、日常や人生の楽しみのひとつとする爽やかなシトラスの香りを漂わせていそうな、洒脱な人たちが集っていた。

実際、ブルーラグのピットにはセントジェームスの半袖ボーダーカットソーを着こなした妙齢のご婦人が淡い水色のSurly Steamrollerにどんなハンドルを合わせようか、店員さんと相談する光景が見られた。

ブルーラグでは三角おにぎりリフレクターを買った。ブルーラグでしか買えない品だ。これはサドル下にぷら下げるつもりだ。

おまけとして、3連休だっただけに「3RENSHO」ならぬ「3RENKYU」のステッカーとブルーラグくん、さらに「EVERYDAYBIKE」のステッカーをいただいてしまった。ブルーラグくんはフロントフォークに貼ろうと思う。

うーん、なるしまとブルーラグ、どちらが家の近くにあって欲しい店かというとだんぜんブルーラグだ。ステッカーをいただいてしまったからというチンケな理由からではない。

楽しい店が家の近くにあるほうがいいにきまってるじゃないか。