BD-1ちゃん号からクランクを抜いた後に気がついた、BBを外すための「用意」不足。
1週間ばかしの時を経て、用意が整った。僕は勇んで取り外し作業に取りかかった。
外せた。それもわりとあっさりと、勇む必要はまったくなかった。
まず下ごしらえとしてしたこと。シマノのBB外し工具TL-UN74-Sを填め、ワッシャーを挟み、クランクのフィキシングボルトで固定すること。
そのまま、フィキシングボルトの上から被せるように32ミリソケット&スピンナーハンドルをセット。あとはソケットがはずれないように片手で抑えつつ、もう片手はスピンナーハンドルの端っこを握って、グッグッグーッっと下に(反時計まわりに)押し込んでやった。
スコッと外れた。拍子抜けした。
だが、僕が想定していた結果とは異なった。想定していのはネジの蓋だけが外れてくれること。ところがこのエントリ冒頭の写真のとおり、BB本体も一緒に外れてしまった。
BBを再度取り付けた上、同様にして、お次は右側からBBを外した。左側のネジの蓋を外すのに比べるとやや力を要した。
10年使ったBBの全容と重さをご確認ください。
結局のところ、スクエアテーパーのBBを外したり、組み付けるためにシマノのTL-UN74-Sは必要だが、TN-UN74-Sだけあれば十分というわけではなかった。
必要十分な工具をまとめると、以下のとおりである。
1.シマノ・TL-UN74-S
2.M8の穴が空きつつ、TL-UN74-Sよりも小さいワッシャー
3.クランク付属のフィキシングボルト
※2と3はシマノ・TL-UN73-SをBBに固定するために使用する
4.32ミリの六角ソケット
5.スピンナーハンドル
※4と5はBBに固定したシマノ・TL-UN73-Sを大トルクで回すために使用する
ワッシャーは東急ハンズのリアルショップで買った。160円もした。ホムセンだと1個30円ていどだろう。もうね、アホかバカかと。
他の工具はすべてアマゾンで調達できるし、僕は上記のアマゾン・チラシの品を調達した。固着の心配があれば、KURE-556のような浸透潤滑剤と振動を与えるためのプラスチックハンマーも備えるとよりベターだろう。ちなみに僕はクランク抜き作業の合い間に、相当な量の浸透潤滑剤を吹いてはプラハンで叩いた。
なお、サイクルベースあさひに頼むとこの作業は3,500円の工賃がかかるらしい。
あさひに持ち込む手間と工賃をかけて、アカの他人に作業させるか。多少金がかかるが工具を揃えて、自分で作業するか。うーん、やはり僕は後者だな。何事も経験だよ、経験。