こちらの2本を処分したのでした。
2本とも端が擦り切れ、みすぼらしくなったのです。
特にこの赤の小紋柄のほうは学生時代の就職活動で買った品で、新宿のビームス・ジャパンでセール品だったことを覚えている。
当時、リクルート社の「就職ジャーナル」に書かれていたとおりにネイビーのスーツに白シャツそして活動的な赤のタイで、フレッシュさとアクティブさの演出を狙ったわけですが、時はいわゆる就職氷河期。
悲しいかな、Fラン大卒の僕ですから、勇んで就職戦線に挑むもあえなく撃沈。20年経った今もこうして社会のボトムズで、ITドカタをして糊口をしのいでいるわけです。
新しいネクタイはこちら。グリーンのソリッドと赤のレジメンタル・ストライプをチョイスしてみた。赤いのはともかく、ブルーや紺系でなくグリーンにしたのはそういう気分だったから。
紳士服業界のマクドナルドこと青山商事*1の「スーカン」のワゴンから救出してやっただよ。
そのお値段が僕には驚きでグリーンは1,000円、赤は1,500円ではなかったか。前述のビームスは1本で10,000円くらいした*2から、激安にすぎるだろ。デフレマンセー。
まあ、今どきクールビズ&ウォームビズでネクタイなんかしないから、需要自体の劇的縮小にともなって、安くせざるをえないのだろう。
シルク100%。光によって色合いが変わる。献血ルームで血を抜かれながらタイを弄っていたら、看護師のおねいさんに「きれいな色ですね」と褒められた。
この赤いヤツもMADE IN JAPANで、作るのはランパスという会社。市外局番078からして、兵庫にある会社なのだな。
この品とてMADE IN JAPANの例外ではなく、見てくれは良いのだが、見えないところの造りが安っぽい。芯地がペラいから、結び目のノットがうまく作れない。1日が終わって解くとシワがひどくて悲しくなる。