汚い。ただ、ゴキブリの生体または死骸とのエンカウントから免れたのは幸いだった。
ガスホースは即刻廃棄した。表面こそ油汚れがひどかったが、ホース内部は状態が良かった。安全機器だからこそとはいえ、大したもんだと感心した。
ホースはセオリーどおりに再利用はしなかった。ホームセンターで買った切り売りのに交換した。
汚れは花王のマジックリンとマイクロファイバーぞうきんで落としてやった。マジックリンはとにかく今回の台所周りの一掃に大活躍してくれた。セスキやら重曹など、クソの役にもたたなかったことを申し上げておきたい。長く売られている商品には、それだけの理由はある。
なお、マジックリンにはハンディスプレータイプなどという気が利いていそうな品があるが、僕が使ったのは原液のほうである。結局はぞうきんで拭き上げるのだから、原液のほうが都合が良かった。
コーキングも腐っていて、ズタボロだった。竹べらや割り箸で削ぐようにして剥がして、また塗ってやった。コーキング材もホムセンで予め調達済みだった。
肝心のガステーブルはというと…
ホース諸々と同様に、新しいガステーブルを調達していた。新しいといっても新品ではない。職場から歩いてすぐのところにあるリサイクルショップで売られていた中古である。
デザインが真四角で気に入ったこと。中古とはいえ、状態が見るからに新品同様だったこと。税込みのお値段が予算2万円内だったこと。この3点を理由に、躊躇なく購入した。
結構な重さだったため、前金を支払い、後日カートを用意して持ち帰った。前金を支払ったその後、別の客からこのガステーブルに引き合いがあったそうな。
さらにリサイクルショップ店主いわく、手放したのは単身赴任のサラリーマンで、結局お湯を沸かす程度しか使わなかったとのこと。ナイス、ボンクラグータラ無能サラリーマン。
置いてみた。いろいろとツライチになった。色合いがシックにまとまり、まあかっこいい。
ガステーブルのメーカーはリンナイ。型番をネットでググっても、詳細は出てこなかった。画像で検索して、ようやく主にガス会社のショールームで売られているガステーブルだとわかった。
その上代が7万円とな。いい買い物をした。
数日かけて大掃除していた台所周りはこれにて落着。次はこれをなんとかしようと思う。