ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

L字ファスナー・ウォレットをつくる part3

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 ファスナーに引き手を取り付けまして…

 

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L字ファスナーウォレット、堂々完成です。

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内部構造はというと、中央にマチに縫い付けた体のコインポケット、そして両サイドにそれぞれにカードポケット。他の方の作例をみるとこのカードポケットがたいてい1枚ないしは2枚差の形状ですが、僕はたくさんのカードを収納したいので、マチ付きにしてみました。

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実際にお金やらカードを入れるとこうなります。

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お札と小銭はこれだけの量、しっかり入ってくれました。一方でカード類はというと、この半分しか入りませんでした。そもそもの設計からして無理でしたが。

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最大収納時はこんな感じ。

作り終えてみてのウォレットを自己採点すると、100点満点中の65点。初めてのファスナーを用いた作だし、当分のあいだ、実用に十分耐えてくれそうなことから及第点とした次第。

では、マイナスの35点分。課題や失敗がそこらかしこにあります。

まずはコバ処理の手抜きでマイナス5点。コバ*1がガタガタです。うまく裁断できたことを良いことに、コバの処理にがっつりと手を抜きました。

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マイナス20点の、いわゆる大失敗がファスナーの端の始末。端が表に出てしまっています。

ネットで調べた処理例がまちまちで、どうすべきか逡巡した末に折る方向を間違えました。見た目がまだマシになるよう、おいおいなんとかするつもりです。

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マチの形状にもうひと工夫が必要らしいということで、さらにマイナス5点。

最大収納するとマチが飛び出してしまうのです。こうならないよう、収納はほどほどにして使おうと思う所存です。言うなれば、運用で回避です。

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財布の大きさをギリギリまで詰めた結果、縦の寸法がやや足りませんでした。お札とファスナーが干渉してしまって、マイナス5点。

ただ、これについても運用で回避。回避策として、お札を2つ折りにして、さらに折った折り目をコインポケットのあてがう体で収納することにしました*2

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学生時代に買ったホワイトハウスコックスの財布が朽ちはじめたことに気がついたのが、前々々職の、どこぞの保険会社のシステム運用をしていた頃。それがもう10年前のこと。

同じWHCはお値段が憤慨するほどにお高くなりすぎたし、ヴィトンとか、フェリージとかもあまり良さげには思えなかったこと*3。ゆえに自作を思いたって、それがレザークラフトを始めた理由のひとつだったりします。

さらに支払い手段がもっぱらクレカかパスモ*4になって、財布に小ささを求めるようになって、小さい財布にするには構造をどうするか考えなくてはいけなくて。

つまりは構想10年以上、作成3日の成果がこうして結実して、大満足というお話でしたとさ。

*1:革の端のこと

*2:要は4段目の写真の入れ方の「お札2つ折り版」。

*3:ヴィトンは合皮だし、フェリージはデカくてステッチがちゃちに見えた。

*4:さらに言えばpaypayも。