駅前でサラ金の広告入りティッシュを配るおじさん。安物建売住宅の立て看板を手にして街角に立っているおじさん。公園の砂場で遊ぶあの娘に首ったけなおじさん。
そんなおじさんたちがこぞって着ているのがジャンパー。おじさんの僕もとうとう手に入れました。
パタゴニアのバギーズジャケットです。「不要不急にもほどがある」と「1年1パタゴニア」との間で、自問自答を繰り返した結果、後者が勝った次第。
年度末と年度初め起因の仕事のゴタゴタ、コロナもとい武漢ウイルスで遠出ができないストレスが後押ししたのもまた事実。買い物依存症に陥らないよう、要注意…。
レギュラーフィットはおじさんの気になるお腹まわりを隠してくれるかな。
不人気色だからか、3割引のアウトレットで売られていたこの赤のバギーズジャケット。くすんだ赤は手持ちのボトムスの色を選ばなさそうで気に入りました。しかし、赤いアウターなんて、自分が着ることになろうとは思いもしませんでした。気が少々変になっての冒険もしてみるものです。どうやらこの冒険は成功の様相を呈していて、たいへん気持ちが良いです。気分が新鮮です。
生地のシャリ感はすでに手持ちのバギーズショーツで織り込み済みで、想像どおりの心地よさ。襟がひときわ高いのも、よそのジャンパーと異なる佇まい。
ワンマイルウェア、具体的にはカーチャンのママチャリでお買い物。大和湯さんや高砂湯さん、松の湯さんといったホーム銭湯への行き帰りで活躍してくれる模様。