超絶底辺サラ金生活ゆえのビンボー舌をあわせもつおれ様にして久しぶりに「クッソ不味すぎワロタ」と思わせた、小麦粉を水で練って固めて火にちょいと炙っただけの、フォークを入れた瞬間、ボロッボロに崩れ、口に含めば口の中の水分を全部もっていかれるマフィン(大爆笑)。
その悪夢を振り払うかのように、ペダルをしこたま踏んで、2軒目のカフェに向かいました。
途中、無残にも上級国民様が運転する欠陥ヨタ車にはね殺されてしまった親子のご冥福をお祈りました。とても他人事には思えないのです。
2軒目は北参道にあるRapha TOKYOに近い、南青山のカフェと決めていました。
明治通りは欠陥ヨタ車だらけ。1本内側の外苑東通りを走ろうと富士見坂を下ろうとしたけれど…あまりに急坂で、久方ぶりのロードバイクで乗って下るのは怖すぎです。前転必至です。
加えて、こんな細い道でもご覧のとおり、アホ面した車カスがガンガン登ってきやがります。
ロードバイクから降りて、歩いて下りました。
そんな富士見坂を下ったところにある銭湯といえば、豊川浴泉さんですね。
未訪問なのです。1軒目のカフェの斜向いにある岩の湯さんといい、銭湯お遍路おじさんとしてはまだまだ未熟です。豊川浴泉さんはサイタマ・ケンミンとチャイナの街のとなりにあって、周囲は前述のとおり車カスがウヨウヨしていますから、自転車で再訪するには過酷だと思いました。都電にしましょう、そうしましょう。
2軒目のカフェは青山墓地の道を挟んだところにありました。しかし、この日は結婚式とやらで臨時休業とのことでした。
このカフェ、場所が超都心で、かつけっこうな広さなだけに、おそらくどこかの大資本による経営ではなかろうか。最近は小資本で、願わくば、個人にお金を落としたい教の信者であるおれ様ですから、結果的には臨時休業により、大資本にお金を落とさずに済んで幸いだった模様。
そういうわけで、やって来たのがTHE LOCAL COFFEE STANDさん。
結果的にはいろいろと大正解でした。小ぢんまりとした店内ながら、奥行きの広いベンチシートはヘルメットやらグラサンやら、モンベルの背負いナイロン・ズタ袋といった小荷物を置くのに重宝したし、なにより座りやすかったです。
相客はといえば、アジア系のガイジンカップルだけ。2人して、スマホを黙々とイジっていたし、店自体は青山通りに面していながらも、店主のお知り合いが来店するまでは静かで、おもむろにインスピレーションが湧いてきそうな空間でした。
フードメニューはチーズサンドをチョイス。僕が食べたかったものはこれだった、と確信しながら、その味を噛み締めたのでした。コーヒーは酸味のあるスッキリとしたテイスト。チーズのコクを引き立てる味でした。
セットメニューで850円くらいだったような。赤羽のマフィン&カフェオレより安い!
わりと不思議なのが、この手のカフェについて、コーヒーそのものにはこだわっても、コーヒー・フレッシュはわりとぞんざいなこと。THE LOCALさんでも業務スーパーで売られている植物性油脂でした。
他に気になったのが、若い店主の腕にタトゥーがガッツリと入っていたこと。
駅からは歩くとはいえ、言っても渋谷。渋谷駅から青学までの途中にある。客単価を考えると…反社というよりは、半グレ?フロント企業?マネロン?
底辺であり、プロの足立区民なおれ様に湧いたインスピレーションはそういうことでしたとさ。
千駄ヶ谷になるしまフレンドがあった頃、サザビーリーグの「アフタヌーンティー」だったここはおれ様にとってもはや「軽量化ステーション」。
しっかりとRapha TOKYOで乞食して…
坂口憲二が芸能人を辞めて、ひっそりと商いをしているというカフェの場所を確認して、帰りました。車カスに轢かれることなく、生還できて何より。