自分を派遣切りした客から、送別会のお誘いがあったら、おまえらはどうしますか?
おれ様は「は?人をバカにしとるんか?だからおまえらは協力会社(笑)から『幼稚エンジ』と陰口叩かれとるんだよ!」と言いたい気持ちをぐっと抑えて、さらに霧散させようと、この日の昼休みは職場の周りを散歩しました。
とある午後半休を取得したその日、山谷の湯どんぶり栄湯へ行こうと歩いていたら、枝肉をさばく光景に偶然出くわしたのです。
ただ盲滅法に歩いていたものですから、また見てみたいと思えど、場所はわからないまま…この日の散歩でようやく見つけました。ここだ!
この大きな針で真っ赤な枝肉をいくつも吊るして、よく切れそうな包丁でバッサバッサと肉を捌く光景にハッとさせられたのですよね。
ただ、その一方であまりじっと凝視するのもよろしくないとその時は思ってしまったんですよね。
こちらは冷蔵庫室。冒頭の写真はこの内部です。
女将さん自ら、デカくて分厚い扉を開けてくださって、入らせてもらっての開口一番「閉じ込められてしまったらと思うと、すげえ怖くなりますね」に、女将さんから「中から開くレバーがあるから、大丈夫」と笑われました。
このたび快く見学させてくださったこちらの肉卸さんはその名も篠田商店さん。この猫のウリちゃん*1が「ここだよ」と誘ってくれました。
ただ、篠田商店さんは今はもう廃業なされたとのこと。かつて僕が見た肉を捌いていたご主人が急逝されてのことだと女将さんから伺いました。
さらに、なんと、実はわが町足立区の高級にして有名な焼肉店「スタミナ苑」に独占的に肉を卸していたともおっしゃってました。
r.gnavi.co.jp
これにて決まり、おれ様の退社祝いは「ひとりスタミナ苑」だな!
予算を調べたところ*25,000円以上。初っぱなの失業保険を充てることにしよう。
ウリちゃんは地域猫の一族だそうな。
お題「思い出の場所」