2021年1月。コロナもとい武漢ウイルス騒動は、けっきょく年を越えた。良い年にはなりそうにないなとの予感は、今にして思えば的中でした。
カーチャンにマスクを買ってやるのにいいなと思った、団地近くの衣料雑貨屋の店先。
2月はカーチャンの兄、つまり叔父が亡くなった。介護施設で亡くなり、志村よろしく、誰も死に目に会うことはできず、後日ただ骨壷だけを渡されたそう。
カーチャンを連れて叔父の墓参りをするのに、このニコニコレンタカーが重宝した。
3月から月に1度、母校の大学そばのスパ銭「湯屋処まつばら」に行くようになった。
午前中のうちに出向いて、髪を切り、そのまま風呂に直行するルーティーン。風呂場はもちろん、施設全体の雰囲気がまず僕好み。変にワチャワチャしていない。それもさることながら、その前段の髪を切ってくれるのがおばちゃんで、おばちゃんが勝手に話し出す身の上話を聞くのがとても楽しい。
しかし、ここのスパ銭は僕が大学に入る前からある。ということは四半世紀経つわけだから、もはや老舗の域かと。確かに居心地いいもんね。応援の意味もこめて、しばらく通うつもり。
4月。コロナは収まる気配なし。しかし、都内に流入するサイタマ県民は増加の一途。職場はリモートワークにとにかく消極的で、案の定、派遣連中にかぎってコロナに罹りだした。僕はPCR検査を受けさせられた(もちろん陰性)。
そんなこの職場で派遣で働きだして、早3年が経とうとしていた。立場的に、待遇的にもなんら変化の気配なかった。というわけで、派遣ITドカタという今の仕事に不満感や不信感が募り始めたのがこの頃。