ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

浅草のドーミーイン系ホテルに泊まった翌朝のこと

日の出の頃におっきした。窓から見えた景色から、今日も一日、酷暑にちがいないとたやすく想像できた。

 

起き抜けにウェルカムフードをようやくいただいた。そして、洗顔を兼ねて、黒湯温泉に浸かった。サウナも10分弱を3セットほどこなした。

サウナ室にあるテレビからは、NHKの天気予報士が朝から危険な暑さになることをしきりに報じていた。

散歩兼朝食の調達に出た。ホテルを出て、いきなり浴びた日差しがとにかく肌に痛かった。

もっぱら日陰を選んで歩いた。

浅草の夏の日の早朝は、魚民の店先のゴミ袋周辺とドン・キホーテだけが賑わっていた。

そんなドン・キホーテの斜向かいにあるのがデリカぱくぱく浅草店。

店先にならんだ数々のお弁当がもろに直射日光に照らされていた。傷みがたいへん気になったが、弁当は冷風扇による冷風に晒されていた。

仮に弁当が傷んでいて、胃腸がやられたとしても、そもそも僕には失うものも守るものも何もない。何かが起きたら、ただただ一方的に奈落の底に向かって堕ちていくだけ。

そのときはそのときだという考えが今の僕を自律させている。

朝っぱらからメンチカツ弁当にした。サラダは昨晩の残り。こうなることを見越して、西友では大きめなサラダを買っておいた。

そして、ドクペ。それはさらなるサウナのため。カフェインによる覚醒を促した。

朝食の後、サウナ室のテレビでは高校球児たちが甲子園で球を放り、バットで打っていた。危険な暑さの中でも野球ができるだなんて、高校生はわりと死なないもんだ。

極限までカラダを熱した後、あえて水風呂をスキップしての黒湯が格別だった。いくらでも長く浸かれると思った。鼻につく黒湯特有の土臭さがいかにも黒湯で良かった。ただ、横浜の銭湯、利世館さんや川崎の政之湯さんの黒湯のような清涼感があるとより良かった。

そんな黒湯に浸かりながら、このASAKUSA-OneDay Tripのことを思った。総じて、なかなか悪くなかったと思った。

その思い、感謝の気持ちをメモに残した。

部屋着をきちんとたたみ、タオル類をそれぞれひとまとめにした。布団もまあまあ整えた。「立つ鳥跡を濁さず」というやつですわ。

西新井らーめんは盆休み中だったし、ドラゴンズのデーゲームを見終えたら、室温は34度だった。そうめんを1把ちょい茹でて、夕食にした。