「全部入り」銭湯はすばらしい!最高!サウナ・水風呂のない銭湯なんて、ありえない!
といった妄言を吐くつもりはおろか、そもそもそんな考えすら、おれ様は持ち合わせておりません。
シンプルに、お湯だけがあるお風呂屋さんも良いです。
その時々の気分で、変わり種の湯てんこ盛りの銭湯とシンプル設備系銭湯、その中間の銭湯を行ったり来たりしています。
この日は半日ひとりで自室に引きこもりました。そのバランスをとろうと、日が暮れてから賑やかな銭湯に行こうと思いたちました。北千住にある「全部入り」銭湯、金の湯さんを再訪しました。
薬湯がないじゃないか。いえいえ、寝風呂が薬湯なのです。
<左> 23番の下駄箱が埋まっていたら、おれ様が湯に浸かっているかもしれない…と言いたくて、23番を使おうとしたら、すでに埋まっていた件。
<中> 最近、足立区の銭湯の玄関付近に掲げられるようになった電飾の看板。地域の児童虐待案件のアンテナ役に一役買うべく、ということなのだろうか。
<右> 地域のねこちゃん、誰かの家ねこちゃんになってるといいね。お外で暮らすねこちゃんは豪雨のときとか、灼熱地獄の日とか、どこでどうしてるんだろうといつも思うよ。
肝心の金の湯さんの全貌をご覧ください。まず、広い!そして脱衣場には風呂場から見られる位置にテレビがあります。鑑賞するには、2列の島カランの内側に陣取ってください。
僕が再訪したこの日はテニス・全仏オープンで錦織の試合の日でした。その前は卓球の世界選手権の日でした。風呂に入りながらも良し、脱衣場やロビーで見知らぬ相客と一緒にでも良し、つまり銭湯とスポーツ中継の観戦の相性のよさは異常なのです。
銭湯とテレビといえば、最近廃業された足立湯さんは風呂場の奥にテレビがあった。テレビを見ながらでも堪能できるように、ジェットや寝風呂が設えてあったのがおもしろかったですね。
僕の銭湯も風呂場でテレビが見られるようにしたいですね。店商売では回転率を気にするけど、僕の銭湯ではテレビでも見て、のんびりしてほしい。僕自身、銭湯の長湯が好きだしね。
相客は常時5人ていどでした。僕が居着いた2時間弱のあいだに、親子連れが2組(男親のマナーのクズさときたら)、サウナ常連客2人組(僕よりも長湯だった)、あとはひとり客がチラホラと。もうちょっと賑わってほしい。
皆さんもぜひ金の湯さんの湯に浸かってみてくださいね。