ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

荒川区東尾久のニュー恵美須さんで四半世紀前のお風呂屋さんに思いを馳せた日

東京にいながらにして、大阪のお風呂屋さんを味わいたい。

おまえらのそんなムチャ極まりないワガママを叶えてくれるのが、荒川区東尾久にあるニュー恵美須さんですよ。

外観からはそうはとうてい伺いしれないとお思いでしょうが…

看板に違わず、種類豊富なお風呂がいかにも大阪銭湯しているのです。

風呂場奥から入り口に向かっての流れ風呂なのはもちろんのこと、入り口近くの風呂が深風呂なのがまた「これってナニワ工務店の施工にまちがいないよね」、などとこの道のツウのおまえらが歓喜感涙することウケアイなのです。

用いられているタイルがまた嬉しくなっちゃうくらいカラフルそのもの。きっと大阪下町の銭湯にいるかのような錯覚に囚われてしまうことでしょう。

僕の銭湯も明るく、賑やかな雰囲気を醸し出したいですね。とりあえず、店先にはチョウチンを吊るしたい。ロビーにはねこちゃんにいてもらおう。

それにしても、駐車場を備えているものの、店先脇のこの路地を通るのは軽自動車でないと無理ですね。僕がVWポロ号で初訪したときは、さすがに怯んで、後日出直したよね。

いったん裏に回るのが吉。僕のBD-1ちゃん号もこちらに置かせてもらいました。

フロント式。鎮座しておられるのはいつだってニコニコ笑顔の女将さん。

新装開店したときはお客さんが殺到して、すぐ隣のおぐぎんざ商店街まで行列がなしたそうな。今はさすがにそれはないと苦笑しておられましたが、僕が再訪したこの日も、この駐輪自転車の多さのとおり、たいへん賑わっていましたね。

脱衣場が広くて明るいから、相客の多さゆえの余計なストレスを感じずにすみまして、良い。

ロビーには四半世紀前の、僕が高校生の頃の週刊現代がさりげなく置いてありました。

何の気なしにページをめくったら、グラビアが銭湯特集でした。そこにニュー恵美須さんの露天風呂が紹介されていて、思わず仰け反りました。

そして、おれ様も両手にかわい子ちゃんを抱えて、露天風呂に入りたいッ!

設備としての男湯の露天風呂はまさしくこの写真のとおり。ちなみにガラスの向こうはスチームバス。ついさっきまでリラックスしていた場所を25年前の雑誌で見かけるとは…ものすごく不思議な気持ちにさせられました。

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週刊現代 1992 2-15号のグラビア銭湯特集

他に紹介されているのが、台東区今戸にあった今戸温泉さん、新宿区高田馬場の世界湯さん、杉並区桃井の秀の湯さん、北区上中里の大黒湯さん、目黒区鷹番のぽかぽかランド鷹番の湯さん、中野区中央の高砂湯さん、杉並区成田東の白山湯さん、同じく杉並区永福の永福湯さん。

このうち、廃業してしまったのが今戸温泉さんと白山湯さん、永福湯さん。

今戸温泉さんには一度入ってみたかったなあ。

今戸温泉さんの往時の姿がわかる動画を置いておきますね。あの銭湯ペンキ絵師の若かりし頃や今戸温泉さんだけでなく、他のお風呂屋さんも数軒出てくるから、必見ですゾ。