ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

2019年4月の川口市東領家のせんなり湯さん

喜楽湯さんでホカった後、気になっていた同じ川口市にあるせんなり湯さんに寄ってみた。

休業後、2017年の夏に廃業となってしまった。建物はまだ残っていた。

 

建物の大きさのとおり、フロントがあって、広い脱衣場とお風呂場があった。ただでさえ広い風呂場にさらに風呂を建て増した様子だった。

その建て増しした風呂がまた広くて、浅くて、ぬるかった(水風呂だったか?)。

その日、従前の風呂場はせんなり湯の周辺の工場でひと仕事を終えたのであろう、ブルーカラーおじさんたちでざわついていた。

建て増し風呂は、建て増しただけにざわつき感を凌ぐ、落ち着いた雰囲気で居心地が良かった。僕が訪れたのは暑い日の日が陰ろうとしている頃だったし、いつまでも浸かっていられそうなぬる湯だったから、そこでぼんやりと長湯したように記憶している。

たしか打たせ湯もあったんじゃないかな。

裏の釜場は廃材がぶち込まれて、荒れていた。傍らにはドラム缶が並んでいた。薪でも古い油でも焚けるタイプの釜だったのだろうか。煙突は素人目ながら、まだまだ使用に耐えうるように思えた。

荒れてはいるが、整理整頓してあげればいいだけの話。むしろこの廃材を燃やしてやれば、すぐに湯を沸かすことができる。つまり再開するのは容易いのではないか。

これも素人目だが。

ねこちゃんがこの白黒ちゃんだけじゃなくて、三毛ちゃんと茶色のキジトラちゃんがいた。春にしては日差しの強い昼下がり、煙突のたもとで日向ぼっこをしていた。