吉野湯さんは番台式です。
脱衣場はロッカーが外側の壁にずらりと並んでいました。床はゴザを模した樹脂の敷物だっけ…かな。わりと好みです。家の洗面所にも敷きたいくらいです。
そして、おじさんは一糸まとわぬ姿でお風呂場へ向かいました。ここまでの写真をご覧いただいたとおり、吉野湯さんは清潔感たっぷりです。
灰皿があって、喫煙ができてしまうのは少々残念ですが、僕が長居した間は(またか)紫煙をくゆらす湯客はいませんでしたね。
お風呂はやけに長細く、膝すら浸からない超浅風呂が印象的でした。僕はもっぱらこの超浅風呂で寝湯か、起き上がっての半身浴で長湯を貪りました。
わりとこの湯が熱めで、その一方で奥の薬湯がぬるめだったこともあり、後から入ってきた相客が薬湯を占有していたからということもありますが、奥のもう一方の付け足した感たっぷりの浴槽が水風呂でして、超浅風呂での寝湯でカラダを芯から温めての水風呂ドボンが至極心地よかったのですよ。
お察しのとおり、奥の扉はサウナです。お風呂より先に21:00だか、21:30だか、22:00だかに早じまいするとのこと。その正しい時刻はお電話等で確認されたし。
僕がのれんをくぐったときこそ、相客は不在。写真を撮らせていただいたそばから、あれよあれよとお客さんが増えて、しまいにはカラン待ちの盛況とあいなりました。
吉野湯さんの所在地は城東町。城東町のポッコリと海に突き出した一帯がVIPコースで春が買える魅惑の世界*1で、この赤信号の先がそれなのです。
つまり、吉野湯さんで身ぎれいにしてから、この魅惑の世界に向かうのが嬢に対するマナーであり、エチケットではないでしょうか。いくら対戦の前に嬢がカラダを洗ってくれると言ってもね。
実は宿からの最寄りがえびす湯さんでしたが、この日はお休みでした。
さらに吉野湯さんからの帰り道、廃業してしまったにしき温泉さん*2に寄ったら、跡形は…道端の街地図にのみ残っていました。