銭湯ジョグを再開した。
無理は禁物。わが町足立区の扇にある星谷浴泉さんまで5キロちょい。
開店時刻15:30のちょい前に到着した。一番風呂を待ちわびるお達者達は僕を入れて計5人。お達者の皆さんと一番風呂をキメた。
暖簾から先はほんのりとお湯のいい香りとハロウィーン臭が漂っていた。
僕といっしょに暖簾をくぐったお達者の皆さんは、僕が服を脱ぎ、全身かけ湯をして、下々を軽く流して、ようやく湯に浸かったころにはもう風呂から出ようとしていた。どんだけ「カラスの行水」だよ、と。その後絶えることなくお客さんが訪れて、活況を呈していた。
星谷浴泉さんの周囲には高い建物がない。だから、風呂場の両サイド、天井近くにある湯気抜きの窓と脱衣場正面の窓の三方越しに見えるのは青い空。
さらに光が差し込み、明るく、開放感抜群だった。日が短くなったこの時期だけに、一番風呂に来て大正解だった。
女湯がちょいと賑やかだった。「昼間の銭湯って、いいねー」。
23番の下駄箱が埋まっていたら、僕が湯に浸かっているかもしれない。
三方の空が快晴の青から、うっすらと赤みを帯びてきて、群青色になりかけるのを眺めながら、湯に浸かった。つまり長湯である。
締めは温浴素じっこうのぬる薬湯。じっくり浸かり、肌に染み込ませた。
入浴後のドリンクは名古屋牛乳のローヤルトップ。口に含んだときこそオロナミンCだが、喉越しは喉がイガイガになりそうなほどの濃厚ハチミツフレーバー。あえてチビチビ飲んで、ハチミツフレーバーを楽しんだ。どうやら癖になってしまったらしい。
うれしいことにこのエナジードリンクのレジェンドともいうべきローヤルトップを、たった100円ぽっちで供してくださる。星谷浴泉さんを訪れた際は湯とセットで楽しんでいただきたい。
カラダはポカポカだし、なんといってもエナジーがみなぎっていた。荒川の土手を経由して、北千住駅に出ることにした。
途中、ニコニコ湯さんと金の湯さんの前を通りすぎた。ともに多くのお客さんが訪れていた。タカラ湯さんがイベントで湯を沸かしていなかったから、タカラ湯さん難民が多少流れていたのかもしれない。北千住はお風呂屋さん選び放題の街である。
ちなみに星谷浴泉に最寄りの公共交通機関は舎人ライナーの扇大橋駅。
北千住駅に出ることにした理由のもうひとつは名店「りんりん」のらーめん&餃子。550円で満腹になった。
消費カロリーを余裕で上回るカロリーを秒速で摂取する。それが僕のスタイル。