ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

千葉県旭市のしらす亭さんを再訪したのは、はたして死を予感したからか

千葉の銚子のちょい南にある飯岡漁港の真正面にある泊まれる食堂、しらす亭さんに再訪しましたよ。電飾には「唐揚げ」の文字が見えますが、食堂の名物は店名のとおり、しらす丼です。

 

漁港のそばだけあって、宿に泊まるのは主に釣り客のご様子。実際、前日の21:00頃に予約の電話をしたら「釣りですか?」と尋ねられました。とはいえ、店内には釣り客・サーファー・リピーター大歓迎の旨の貼り紙がありました。

僕はというと、リピーターです*1

昨年末のRapha Festive500ライドで初宿泊(下記エントリ参照のこと)。タイトルの『死ぬ前に』が平成最期の夏、この8月の末日に再訪とあいなったという次第*2 。

わが町足立区からは100kmちょい。10:30頃に発って、17:15頃に着きました。100kmを7時間。30分ちょいの大休憩を3度とりました。

毎度の、久方ぶりのロングライドなので慎重に行こうと努めていたことが、こちらのデータからご理解していただけるかと存じます*3

初訪で泊まった部屋は201号室。今回は反対側の204号室でした。同じく、オーシャンビュー。海を眺めていたら、空の黒雲から激しい雨が落ちてきました。豪雨から間一髪で逃れ、到着できたことに気がつきました。

部屋には8畳、19インチ程度の液晶テレビ、エアコンあり。灰皿もありましたが、ヤニ臭さはまったく感じませんでした。

廊下にはトイレと流し台、冷蔵庫、洗濯機がありまして。洗濯機は60分300円。着ていた衣服をすべて洗濯機にぶち込んで、食事の前に黒湯温泉と洒落込みました。

こちらが黒湯温泉です。黒湯は濃厚。前回感じた硫黄臭はなし。温泉なんて、それこそ水物ですから。軟水とはまた異なるヌルヌルとした湯ざわり。湯温はちょっとぬるめでした。全身が火照っていたので、水の蛇口をひねって、さらに温くしてやりました。足を縁に投げ出しての黒湯クールダウンひとり占め。最高でないわけがないでしょう-。

石鹸・シャンプーを拝借して、髪の毛、カラダを持参したブラシとフロッサーでゴシゴシと。締めの黒湯浴をしていたら、白髪ヒゲメガネのおじさんが「ちょいと、ごめんよ~」と入ってきて、これにはビックリ。

脱衣場・風呂場の広さからして、これはレアケースで、普通の人は自重すると思いますよ…。

そんなサプライズもあり、階下の食堂にインして、食事!

ドンドン・ドドドン・しらすドン!

生と釜揚げが楽しめる二色しらす丼にしてみました。

ツヤツヤのピッチピチ!

とろっとろで、ほんのりとした磯の香り。チョチョっと醤油を垂らして、ご飯といっしょにハムハムっと貪り食ってやりたくなるでしょう?

食べかけの画像でお目汚し、申し訳ございません。

このご飯の少なさ、つまり、しらすがたんまり載せられていることをご覧いただきたかったのです。いや、バランスってもんがあろうだろう、とご指摘の皆さま。なんと、ご飯はお代わり自由なのです。

僕はしらすだけを残したままの丼にご飯をAdd inしてもらいました^^

しらすだけで終わらせたくない。

追加オーダーしたのはイワシの酢漬け。狙いどおり、酢の酸っぱさが疲れたカラダに沁み入るのなんの。

しかし、なんと言いましても、噛むと口の中に広がる脂がなんとも上質で、「あ、脂がマックのLサイズ150円のポテトのとちがう。でも脂は脂。食べていい脂だ。カラダが欲してる。それにしてもこんなにいいもの食べちゃって、いいのかな」などと罪悪感が湧き上がってくるほどの美味でした。

食感がカツオっぽい。ほぐれる感じが、新鮮なイワシとはそういうものなのか?

ここでもご飯を1杯お代わり。大小10切れはありました。そのまま食べてみたり、ワサビひとつまみをのせてみたり、それをショウガにしてみたり。食べ方をいろいろ試してみて、もちろん完食です。

二色丼は1,000円、イワシの酢漬けは500円。
東京より3割は安いのではないかと?それでいて、美味しくて、たらふく食える。黒湯温泉に入れて、そのまま寝られる。ヤバイですね、千葉県旭市飯岡漁港前のしらす亭さん。

洗濯物をハンガーに吊るして*4黒湯温泉に再入浴。お布団にくるまった瞬間からの記憶が…そして僕の平成最期の夏はTHE END。

意識をとり戻したのは、5:00頃。日の出の空が眩しくて。

*1:宿代は初回3000円、2回め以降2500円。ともに税抜き。

*2:我ながら、なんと縁起の悪いタイトルだ。

*3:伏線

*4:エアコンで除湿を効かせていただけに、明朝ふつうに乾いていた。