日立まではただひたすら鹿島灘沿いを走ることにした。だから旭市飯岡漁港から、右手に海を眺めながら、犬吠崎を経由して茨城県入りしてもいいわけだ。
しかし、この僕がそのルートをチョイスするかといえば、答えはノーだ!
海沿いでなく、北上。山を超え、谷を飛び、房総半島最東端をショートカット。利根かもめ大橋に出ましたとさ。
利根かもめ大橋は有料の橋。自転車とて例外ではない。事前にサラ金で借りた今回の軍資金から、ちゃんと20円を払いましたよ。チャリンチャリン♪
橋の上をジョギングする人が何人かいました。利根かもめ大橋は全長1145mとのこと。往復で2kmちょい、軽く走るのにちょうどよい距離ですね。軽く上り下りがあって、それでいてクルマに邪魔されることはない。ジョギングルートとして、わりと良いですね。羨ましいです。
茨城県入りしてからは、国道124号線を走りました。鹿島灘沿いを走ると前述しましたが、そのルートである国道124号線は相当内陸です。右手に海のはずですが、国道と海の間は工業地帯です。海なんぞこれっぽっちも見えません。
交通量がそれほどではなかったのは年末ゆえでしょうか。そこそこの追い風に乗じて、この荒涼たる風景しかない国道をひたすら走りました。
鹿島神宮の森を左手にかすめて、ちょっと走ったら、異様な建物が右手に見えました。
鹿島サッカースタジアムですね。こんな辺鄙なところにあろうとは…。サカー・ファンは試合の都度、こんな場所へ応援しに通うのでしょうか。すごい熱量だなア。
そういや2018年はサカー・ワールドカップ・イヤーですね。私としましてはサムライ・ジャップ(笑)など心底どうでもよく、2002年日韓W杯で降臨した伝説のフーリガン「肉倉」の再来が楽しみでなりません*1。
それにしても、適当な個人経営系定食を食べさせてくれるお食事処に一向に出くわさなくて、参りました。「営業中」の立て看があっても、お店は廃墟。そんな落胆を道中させられまくりでした。
ラーメン屋なら、何軒か営業していたかも。
ただ、個人経営のラーメン屋といえども、たいていはスープは出来合いの工場生産品で、やってることと言えば、ささいな個性付けのためのしょーもないアレンジを加えるのみ。そんなおままごとにボクの虎の子のサラ金借金マネーを差し出すだなんて、ごめんだゼ…とばかりに、茨城県地場の中小食品スーパーのイートインで99円のカップラを補給したのでした*2。
大洗マリンタワーで小休憩を決め込むつもりが、この日はおやすみでした。翌大晦日と元旦は営業するとのことでした。
そして、黒装束を身にまとった若者の小集団が周囲を所在なさげにウロウロと徘徊していました。
正面の建物はかつての大洗リゾートアウトレット。そういやアウトレットがあったな、と遠くから望んだら、もぬけの殻状態。閉店していたんですね。
運営は御殿場プレミアムアウトレットの三菱商事系かと思っていましたが、違うのですね。八ヶ岳モールマネジメントとかいう零細だとか。その零細が今やっとる八ヶ岳リゾートアウトレットはそこそこ上手くやっとるようですね。
<<Part2につづく>>