2014年のGWに行きました。浅草湯さんは今も営業しています。
c.f. 浅草湯のホームページ : http://www.gunmanet.or.jp/asakusau/
いわゆるロードバイクで銭湯詣で、というやつでしょう。荒川を遡上して、熊谷を経由すれば、高崎まであっという間です。
浅草湯さんの営業時間は14:00-22:00。
毎週火曜日が定休日なのは今も変わらないようです。
お風呂場だけ、写真に撮らせていただきました。
脱衣場が時を感じさせる、高崎の人の生活感がにじみ出ている素敵な空間でした。しかし、常連さんが集って、大河ドラマ「軍師勘兵衛」を見ておられました。人のいい方々ばかりでしたので、頼み込めば撮らせてくださったのでしょうが、自重しました。
なお、この日は端午の節句の前日。残念ながら、菖蒲湯に浸かることは叶いませんでした。
お風呂は女湯との敷居に沿って、ありました。
緑色をした薬湯のように見えますが、単に湯船の底が緑色のタイルで湯自体は白湯かもしれません。確かめに、再び詣でないといけませんね。
奥(むかって左)の深風呂は「熱めの湯」。夢の50℃台か、よそ者の僕に恨みでもあるのか?試されているのか?とつい訝ってしまうほどの熱さでした。
その後に入ってきた常連さんに泣きながら詫びをいれて、埋めさせてもらいました。
水槽があるお風呂屋さんはちらほらと散見しますが、女湯との敷居にあるのは珍しいです。うようよわらわらと熱帯魚たちが泳いでいました。その涼しそう様ときたら。
熱帯魚について、親切にも解説のパネルがありました。
熱帯魚事情にまったくもって明るくない私。この解説パネルと水槽で泳ぐ熱帯魚たちを見比べっこすること、幾千回。腑に落ちるほどには一致しないし、あいかわらず湯はとんでもなく熱いし。
モヤモヤ感だけが残りました。
それにしても、僕の銭湯にも水槽を置きたいです。目で楽しんでもらう工夫をしたいです。
カランは湯船をぐるっと囲むように三辺に並んでありました。
シャワーの取っ手が壁にあるのがおもしろいです。今どきの改装を経たお風呂屋さんならまだしも、ここは大正時代に創業のお風呂屋さんです。
せこせことカラダを洗っていると、珍しい顔だけに、常連のおじさんが話しかけてくれました。
そのおじさんも実は都内に居を構えていて、しかし職場が高崎にあって。
物流会社だと言っていたかな。社内でもわりと高い地位にあって、社内制度諸々を鑑みても都内から通えないことはないけれど、高崎にまた部屋を借りているのだそうな。
そして、浅草湯さんに通っておられるのだそうな。
高崎のほうが「水が合う」し、住みやすい、と。
高崎は初めて来た土地だけれど、わかります。
内外薬品の営業力の強さは異常。
こちらは藤守湯さん。
浅草湯さんののれんをくぐる前、日が完全に落ちる前に周囲の銭湯を巡ってみたというわけです。
のれんの丈が、東京よりは長く、関西よりは短いのが興味深いです。 この柄も、柄がというよりは真っ青なことが新鮮です。
こちらの追分湯さんは、ひときわ静かに佇んでおられました。