ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

Rapha #Festive500 (2016) Day2 小田原から山中湖を経由して、八王子の松の湯さんに行く part1

ナイトパック8時間のリミット10分前に起床。慌てて身支度を済ませて、退店&出発しました。

 

すき家のたまごかけご飯定食を食べながら、夜明けを迎えました。

駅名に親近感を覚えて、思わず立ち寄りました。高校生のとき、親友からこの駅名の書かれた切符をもらいました。ようやくその駅に実際に来ることが出来ました。

道の駅おやまの近くのセブンイレブンでこの後の山中湖へ向かうルートを検討しました。

いわゆる須走小山線-御殿場箱根線はすでに数回走っていて食傷気味でした。他にルートはないものかと探していたら、ありました。

山梨/神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線(長い)とやらが。

わりとキツイとの話でした。のっけから12%の斜度でゲボを吐きました。

道幅が広く、交通量もそれほどでないのがせめてもの救いでした。道幅をぞんぶんに使って、蛇行運転でひたすら登りました。

小刻みにジグザグと、であれば、ロードバイクを押して歩くよりもいくぶんか速いし、たぶん楽ちんでした。

進むほどにまた一段と坂が急になりました。うへえ…路面に輪っかが刻まれていました。

登りきったところの標識をちら見したら、18%でした。これには僕もニガー笑い。

下界に富士スピードウェイが見えました。排気音が轟いていました。珍走団ども、うるせえよ、と思いました。

いつしか明神峠を越えていました。

5年前に行方不明…どこかで土に還っているんだろうなあ。そういや、とばかりに周囲に首を吊った仏さん(明日の我が身)がないか目を凝らして見回しました。

それっぽいものすらありませんでした。

このあたりはハイキングコースが通っているらしく、見つかりやすいし、その手の人は自らの逝く場所をもっと奥地に求めるのでしょう。

なんとなく見られたくないですもんね。でも、見つけてもらいたいんじゃないかな…。そのあたりの複雑な葛藤がリアルに想像できる今日この頃です。

この先は神奈川県でした。神奈川県と静岡県山梨県を行きつ戻りつしているようです。

暖かく、風もなし。絶好のサイクリング日和でした。

ヤター!三国峠を越えました。あとは下り、なはず。

ちょっと下ると富士山と山中湖を一望できる絶好の眺望スッポトがありました。

ただ、ここにきてクルマが多くなってきました。山中湖側からがんがん登ってくるのです。

おい、クルマで楽して登ってきて見る富士山は美しいか?

そんな三国峠から一気に下れば、そこは平野地区でした。一帯にはテニスコートと民宿・旅館が立ち並んでいます。

大学時代、テニスサークルの新歓合宿をさせてもらった宿がこの矢印の先にあったんじゃなかったっけかな。

あの頃は楽しかったです。今にして思えば、僕の人生のピークでした。社会人になってから下り基調で、今もなお下っているから笑えない。底かと思ったところにまだ底があって、もう僕には底が見えません。人生底なし沼です。しにたいです。

小田原からの帰りのルートは当初、裏ヤビツを考えていました。ですが、それでは距離を稼げません。楽に距離を稼げるルートを、と考えなおした結果、山中湖経由がひらめいたというわけです。

山中湖までいったん登ってしまえば、道志みちで下り基調。以前走った時、下りばかりで感動した記憶が鮮明に残っていました。

道の駅どうしで食べた豚汁200円がうまいのなんの。

ここまでの道志みち。たしかに下り基調だったけれど、下り一辺倒ではなくて、泣けました。…そうだったっけ。人は自分に都合のよいことしか覚えていないようです。