思うようにいかない。
息を吐くようにして、うそをつく輩しかいない。
てきとうなことばかりのたまう輩が多すぎる。
そして放置プレー。 日々が遅々としていて、進展を感じない。焦る。
粛々と言われたことをこなすだけ。それすら一進一退。
また後出し指示の「設計書」とやらは僕が代筆するのだろう。 そうなることはとっくにわかっていたから、設計書作成着手済みだけどな。
なんだかな。 心がそわそわ。だから歩くことにしたんだ。
客先で心を病み、待機となった彼は今日も来なかった。
木と紙と土でできた家。 長くそこにありつづけるのは難しいことなのだろう。
御茶ノ水、秋葉原、御徒町、元浅草、浅草。 雑居ビルと住居が混在していた。
ちぐはぐな街並みはもはや「街並み」ではない。 眺めながら歩いていると、頭のなかがカオスになってきた。
本願寺前の参道にならぶ長屋はあいかわらずそこにあった。 安心した。
デリぱく浅草店で弁当を買った。
メンチカツと得体のしれない白身魚のフライが入った弁当は270円。 浅草寺西側、リッチモンドホテル前のベンチでひとり食べた。
東武浅草駅には始発が停まっていた。 先頭車両にのみ、空席があった。
隣に座ったおじさんがスマホでいつぞやのモヤさまを見ていた。 イヤホンをせず、スマホのスピーカーで音を垂れ流しで見ていた。
聞き覚えのある「パフ♪」という音。それでモヤさまを見ているのだとわかった。 耳障りでイラっとした。