ウィリエール・ラバレドカーボン号を購入してからようやく、長く忌々しく、存在感を発揮していたカーボンコラムのカットを自分でしてみました。
結果は成功。
購入当時、乗り出し整備をして下さったなるしまフレンドのお兄さんに「初めてのロードバイクだし、長めにしておくよ。気が向いたら、切りにおいで」云々と伝えられたものの、なんだかすんげえ面倒くさくて、早6年w
だって、切るだけだぜ。
これしきの作業、経験を積みたいよねーと思ったこともさることながら、工賃がいくらかかるのか、それも気になるところ。2000円は下らないんだろうなあ、などと考えたらもう、ショップにカットしてもらう案はきれいサッパリと霧散したのでした。
さて、用意した道具はというと?
・ホースバンド 2個
・金属用糸のこ
・棒ヤスリ
これら3種類、計4点です。
ホースバンドはソーガイドの代用として。コラム径が31.8mmなので、31.8mmを締めることが出来るホースバンドを選ぶのが肝要です。
上記アマゾンチラシでご紹介のタカギ・ホースバンドの適合外径は17~38mmということから、マッチします。お値段も200円でリーズナブル。オススメですね。
金属用糸のこは言うまでもなく、カットするため。
棒ヤスリはカットした断面の状態を整えたり、端を面取りするために使いました。
断面をさらに瞬間接着剤を垂らして、整えている先人もおられますね。しかし、僕はカット後の断面の様子を見て、不要と判断し、やっていません。
ホースバンドの調達はドイト西新井店にて。1個250円。
金属用糸のこと棒ヤスリはすでに持っていました。それほど大した品でなく、両方ともダイソーで買った100均の品です。よって、2点で200円。
よって、エントリ名で言及のとおり、かかった総コストは800円弱ということになります。
作業経過…と言っても、カット位置を決めて、切って、断面を整えるだけ
カット前の姿。うーん、突き出てます。これはかっこ悪いです。
カットする位置を決めます。
トップキャップとコラムスペーサーを抜いて、ステムの上端面にそって、マスキングテープを貼りました。さらにコラムにマジック書きで印もしました。これらはカット位置を決めるための目安とするためです。
トップキャップは直接ステムの上で締めるのではなく、コラムスペーサーを挟んで締めるのが絶対だそうです。よって、実際にカットする位置はマスキングテープ(マジック)の印から、さらに数ミリ程度上ということになります。
僕は5mm厚のコラムスペーサーを挟むことにしました。
では、実際のカット位置はマスキングテープ(マジック)の印から5mm上かというと、そうではないのがミソ。2mm上にしました。
ここらへんのカット位置の決め方は先人たちの知恵・経験・実績に学ぶのが鉄則です。
加えて、トップキャップの役割なんてことも知ると良いでしょう。すると同時に、ステムとトップキャップでネジを締める順番があることの理屈も理解できます。
つまりはこのエントリはさらりと読み流していただいて、あらためてインターネッツを検索しまくるなどして、見聞を深めて頂きたく、宜しくお願い申し上げます。
カット位置が決まったところで、そのカット位置に糸のこの歯が当たるよう、糸のこの厚さを勘案してホースバンドを締めます。ホースバンドはまさにソーガイドです。
あとは切って、断面を整えればオシマイです。
カーボンコラムを切っているときの感触は、MDF材よりもやや引きが重くも、乾いた感触でした。 断面の面取りは棒ヤスリひと引きでわりと削れました。
まあ、ウィリエール・ラバ号のふれ込みがそもそも快適ロングライドだったから、フォークに使われているカーボンは柔らかめのカーボンなのでしょう。