気仙沼の朝はとある銭湯で迎えました。銭湯巡りをしていて、初めてのこと。その晩は興奮で寝つけない…なんてことはなく、ぐっすりと眠ることができました。
朝食。セブンイレブンのチョコビスケットとほうじ茶、バックパックの底にあった、前の日ではなく、さらに2、3日前に買ったよもぎ饅頭。
よもぎ饅頭はとっくに賞味期限が切れ。まあなんとか食べれた。ややパサついてはいた。
この日の予定はGWで廃業されるという亀の湯さんの訪問でした。この旅の主目的でありました。ただ亀の湯さんは昼過ぎからの開店だから、それまで気仙沼を気の向くままに散策することにしました。
っつーことで、さっそくBD-1ちゃん号で出動したのでした。
海に近いところでは地面の嵩上げ工事が行われていました。
あいにくお天気がよろしくなかったのでした。観光案内所があるというこちらの建物に寄ってみました。
観光案内所のおねいさんには、そこそこ走れる自転車があって、ヒマを持て余していて、銭湯の湯に気持ちよく浸かりたいというなら、半島の向こうの巨釜なる景勝地まで行ってみれば?と勧められました。
話を伺っていて、俄然その気になったものの、やはりお天気がね…。
カラダを動かす仕事がしたいと思いました。
そして、とうとう雨が落ちてきました。コンビニのイートインで雨宿りをしました。
漁港から見えたあの橋まで行ってみようと閃きました。
人はなぜ過去から学ばないのでしょう。
僕も10年前の転職活動はかなり苦労したというのにね。
海沿いを走って、「大橋」の工事現場に着きました。
ああ、これは便利になりますね。
いま走った海沿いの道をただ戻るでなく、なるべく丘のほうに向かって走りましたが…
けっきょく海沿いの道につながっていました。抵抗むなしく、気仙沼に戻りまして、「笑顔の湯」こと亀の湯さんの暖簾をくぐりました。
亀の湯さんには許されるかぎりギリギリまでいました。
立ち食いそばを食う金すら持ち合わせていませんでした。
郡山に着いたのは22:30でした。
この駅前の快活CLUBでなく、駅から少々離れた、ロードサイドにある快活CLUBで2日目の晩を過ごしたのでした。