さて、お風呂場です。
東京のいわゆる寺社造りとは違う、そして関西のカラフルなお風呂場ともまた異なる、独特の雰囲気です。
島カランは1列。そのカランひとつひとつに、別個に鏡とシャワーが配されているなんて、初めて見ました。
女湯との壁のカランにはホース付きのシャワー。鏡の下には広告が描かれていました。
僕の銭湯もお風呂場には観葉植物を置きたい。
お風呂の種類は計5つでした。
訪れたこの日は5月5日のこどもの日。だから、菖蒲が浮いていました。
お風呂場全体はさほど湿気ってはいないものの、さすがに湯船のそばはそんなことはなく、一瞬でレンズが曇ってしまいました。
こちらは菖蒲の浮いていない、白湯。2、3人が入れる深風呂と、1人というか、子どもくらいしか入れない広さの浅風呂。
壁には水槽が埋め込まれていました。高崎の浅草湯さんにもありました。埼玉の吉川市唯一のお風呂屋さん、松乃湯さんにもあります。北関東のお風呂屋さんで流行っている意匠なのでしょうか。やはり僕の銭湯でも水槽を置きたいです。
薬湯もこじんまりとした広さでした。こじんまりと作っておきながらも、わざわざ岩の合い間に奥行きを感じさせる「窓」をこしらえてしまう。このどっちつかずな、優柔不断っぷりがおもしろいです。
そして4つめのお風呂が水風呂で、奥には5つめの温水プールがとってつけたかのように、そこに佇んでいるのでした。
温水プールと称しながらも、限りなく水風呂に近い水温でした。
わが町足立区にはプールのあるお風呂屋さんが2軒あります。梅田の明美湯さんと千住のニコニコ湯さんがその2軒で、雰囲気やそのしつらえ方はニコニコ湯さんに近いというか、まんまニコニコ湯さんです。
サウナもありました。朝っぱらから、がんがんに炊かれていました。ひょっとしたら、特に追加の料金を支払うことなく、利用できたのかもしれません。
水風呂はとても冷たかったです。
この壁の朽ち方の素晴らしさときたら。
もちろん、島カランに陣取りました。
桶はケロリンでした。内外薬品の営業力の高さは異常。