ほんとうにもう何もかもどうでもいい

銭湯やらいろんなところに自転車やら自分の足で走って行ったことなどを書きたいですね。

偽名「せんとう」で東京マラソン2017にボランティアとして参加しての雑感 part1

説明会ではナイロンジャケットの左胸に名札シールを貼るよう指示がありました。

名前は本名でもニックネームでも可とのことでした。外国の方と交流できるようにローマ字表記も併記するように言われました。

僕はズバリ「せんとう」にしました。

 

ボランティアのお仕事前に担当の持ち場のメンバー同士で自己紹介する場面がありました。

「銭湯が好きなので、名前は『せんとう』です。もちろんボランティアのお仕事のあとに銭湯に寄るつもりです。銭湯を餌に今日1日がんばります」

軽く失笑が起きました。

この瞬間、僕は為すべきことを果たしたと、特に銭湯を愛する方々にご報告申し上げます。

ちなみに支給品はナイロンジャケットのほかに、キャップと絆創膏5枚、ゴミ袋3枚、500円分のクオカードでした。

朝8:15から始まって、解散したのが14:30頃でした。

この間、コース整理員として、コース脇でずっと立ちっぱなしでした。ですが、不思議と退屈はしなかったです。あっという間でした。

コース整理員ですので、観客を見張るかの如く、コースに背を向けて立つよう指示がありました。

車椅子マラソンの選手や招待選手が通り過ぎるまでは、指示のとおりに背を向けて、「コース整理」をしました。なにかあってはいけない、と緊張感をもって、お仕事をしました。

ですが、それ以降は最後まで一般ランナーのほうを向いて、お仕事をしました。
心持ちもゆるゆるでした。

お仕事内容もコース整理というよりは、もっぱらゴミ拾いがメインになりました。左隣のボランティア・スタッフを見るとゴミ袋を手にしていたし、僕も手持ち無沙汰感を感じるようになりました。

そういえば僕の持ち場が25km付近でした。ランナーが補給するのによい頃合いの場所です。

支給されたゴミ袋を口を広げて手にしているだけで、ランナーが補給食のガラをポンポン投げ入れるのです。ゴミ袋を両手で高く掲げ、向こうまで見えるようにすると、わざわざ斜行してくるランナーさえいました。

僕の右隣のボランティア・スタッフも続々とゴミ袋を手にしだしたところで、ゴミ袋を高く掲げるのはやめました。僕より手前でゴミを捨てるチャンスは存分にあるし、ランナーで混み合ってもきていて、そんな中、斜行されては危険だからです。

他のランナーに迷惑にならないように、道の端へ投げ捨ててもらってもよかったのですが。

「(ガラを)道の端の方に投げてくれてもいいですよー」と声に発しても、律儀にゴミ袋に捨てようとしてくれる、捨ててくれるランナーさんしかいませんでした。

感動しました。

観客に注意みたいなことを2回しました。柵を跨いで立つ女性と柵の内側(コース側)に立って応援する男性にそれとなく注意しました。何事もなく、善処してくれて良かったです。

 

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